ども!ささみです。
無化調のラーメン屋さんってこだわりがありますよね。都内にある数少ない無化調ラーメンをいくつか食べに行きました。体のために化学調味料が入っていないことは ありがたいことです。
ただ なぜ使わないのか?
実際に行ってみて感じた こだわる理由を総合的にまとめてみました。
無化調にこだわる理由
たいていの無化調のラーメン店には、店主のこだわりについて文章が書かれています。

お店によってこだわりはそれぞれですが、主にこの3つです。
- 家族に食べさせられるものを作りたい
- 周りにバカにされたく無い
- 料理人としてのプライド
いずれもこだわりがあるのは間違いないですね。
無化調ラーメンとは
そもそもの話ですが、化学調味料を添加していないラーメンの事です。あのラーメンの濃い味には、欠かせない存在ですね。

化学調味料=味の素 だね
食卓でおなじみの調味料ですね。魔法の粉とも表現されます。
化学調味料はいわば諸刃の剣です。便利な反面、健康被害に関しての心配は 拭いきれません。
家族や友人に食べさせられるか
味にこだわることはもちろん、余計な毒物は入れたくないのです。

自分の家族や友人に、自信を持ってラーメンを出したいという思いが強いのです。
「客には出すけど、自分は食べない」というケースがいろんな業界で多くみられます。農家さんだったり、お医者さんだったり。それはラーメン店も同じです。
ある大手ラーメンチェーン店の役員が、「中身を知ってる者からしたら一口も食べられませんよ。」と発言した話も有名です。
「お客さん含め 自分も食べられるラーメンを作る」というのは、当たり前なようで 日本ではなかなか実現していないようです。
バカにされたくない
家族にも出せないような料理を作っていては、残念ながら同じ料理業界の人たちからは尊敬されません。
他業界のシェフの中には、「ラーメンは、最後に味の素で味を濃く出せるから、そんなに難しい料理じゃ無い」と思っている人もいるようです。
そのイメージを払拭したいのかもしれませんね。
料理人としてのプライド
「本当は味の素をガンガン使いたいけど、健康の為に使えない」というわけでもありません。そもそも頼る必要がないんですね。
良い素材を使い、時間をかけ、身につけた技術を駆使すれば、十分おいしいスープが作れるといいます。

すばらしい!
まさしくプロだね
余談ですが、広島でラーメン店を営むまつうらさんという方がいらっしゃいます。YouTubeで無化調にこだわる理由について話されています。とてもラーメンに対する熱い思いが伝わります。よろしければこちらもどうぞ。
>>>【Q&A】ラーメン屋が本音で質問に答えます
売上が上がるからとかでは無い
利益目的の為に 無化調を貫いているのかというと、そうでもないと思われます。

売上げアップにならないこともあるからです。
健康志向の人は食べにきてくれます。ですが 普段から濃い味に慣れてしまっている人からすれば、ちょっと物足りなく思うのも事実です。
無化調=パンチが無い と思っている人も多いです。せっかく外食するなら こってりしたものが食べたいんです。

味の素に慣れすぎると
味覚が麻痺するからね
味の素については別記事がありますので、こちらをご参照ください。
>>>味の素は無害?使いすぎても健康は大丈夫?料理のおにいさんの必殺技!
また原価と時間が多くかかるようになってしまうので、利益目的ではないと言えます。
無化調のデメリット
味の素に負けない濃厚さを出す為に、ダシの材料などを増量しないといけません。
お金がかかる上に、 仕込みの時間も長く使います。
味の素を使えば、少ない材料で済み 最後に何つまみか入れるだけで完成するので、魔法の粉と呼ばれているのはその為です。

これは大変だね
まぁラクな方がおかしいんだけど

無化調店主には頭があがらないね
行ける時は ぜひそっちへ行こう!
まとめ
わたしたちは 普段から味の素によって 濃い味に慣れてしまっています。無化調の自然なおいしさ、そして店主の情熱を味わいにいきましょう。まとめです。

- 家族や友人に食べさせられるものを作りたい
- ラーメン業界は味の素頼りのイメージ
- 味の素に頼らない料理人としてのプライド
- 無化調は原価も時間もかかる
- 儲け目的じゃない人が多い